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プロダクションI.G 視察レポート

弊社では世界的アニメーション製作会社「株式会社プロダクション・アイジー(以下、プロダクションI.G」(東京国分寺市、石川光久社長)の制作現場を視察いたしました。

プロダクション I.Gは、「攻殻機動隊」シリーズ、「人狼JIN-ROH」、4月5日よりNHK教育テレビで放送される「精霊の守り人」などのアニメーション制作を手がける世界的にも有名なアニメーションスタジオです。現在3DCGを駆使したアニメーションを手がける制作現場では、多くのストレージが使われており、その最新事情を知るべく制作現場を視察させて頂く運びとなりました。プロダクションI.G様のご了解のもと、制作現場の一部をご紹介できることとなりましたので、お楽しみ頂ければ幸いです。

「プロダクションI.Gとは・・」

日本の映像作品として、初めて全米ヒットチャートで1位を獲得し、数々のハリウッド映画に影響を与えた「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」、日本のアニメーションとして初めてカンヌ国際映画祭のオフィシャル・コンペティション部門にノミネートされた「イノセンス」をはじめ、世界中から評価を得ているアニメーションスタジオです。

<おことわり>
当ページでご紹介する画像、文章の全ては、プロダクション I.G広報部の審査の上、許可を得て掲載しております。

プロダクションI.G視察

【写真:左】
今回訪問と取材を許可された東京国分寺に位置する「INGスタジオ」にやってきました。周辺には本社含む6箇所のオフィスやスタジオが点在しています。

【写真:右】
スタジオ前で待ち合わせた同社の方にご同行頂き、「部外者一切立ち入り禁止」の玄関から恐る恐るスタジオ内へと入っていきました。

プロダクションI.G内

【写真:左】
いきなり目にしたのは同社作品で内外数々の賞を受賞した映画「人狼JIN-ROH」の登場人物「ケルベロス」です。I.G作品ファンなら必見の等身大コスチュームでした。この時点で視察とういう本来の目的すら忘れそうになるほどI.Gスタジオの空気を感じ興奮状態です。そのまま一同通路を進み奥のエレベーターに乗り、4階の会議室に案内されると・・・。

【写真:右】

「うわっ!」と思わず声をあげてしまいました。会議室で待っていたのは、同社の代表的作品ともいえる「イノセンス」の登場人物「バトー」でした。しかもその等身大の大きなコスチューム右手には「A会議室空いてま〜す」と作品のキャラからは想像もつかないユニークな案内プレートが・・・。比較の為、弊社スタッフを並べて撮影しました。

プロダクションI.G会議室

【写真:左】
I.G作品ファンでご覧の方には「ここは・・」と思われた方も多い事でしょう。新作発表、監督インタビュー、記者会見などで良く利用される「あの会議室」です。押井守監督、神山健治監督含め著名な方々のトークは同社作品DVDの特典でも多く紹介されています。

【写真:右】
会議室にて「丁度お越しですのでこれをお願いします」と突然依頼をお願いされたハードディスク。神山監督がご利用のパソコンで障害を起こしたハードディスクだそうで現地受付となりました。早速「お預かり証」を発行、ハードディスクには「媒体ラベル」を貼り丁重にお預かりしました。

プロダクションI.G会議室

【写真:左】
会議室にある各モニタ、映像機器などです。同社で出来上がったばかりの作品や各シーン毎のチェックなど、市場に配給される前の作品を作成に携わったスタッフで確認する場所でもあります。視察当日、夕刻予定されていた作品の試写会に特別に参加させて頂きました。配給前の作品を見れるとは思わず感激です。

【写真:右】
作品の作成、編集がデジタル化された現代においてもテープ媒体は健在です。同社で作成される作品は市場に配給される前の様々な状態で取扱いが求められます。どのような状況においても簡単にデータを移動出来、即確認する為に適した機材が多々整っています。

プロダクションI.G廊下

【写真:左】
「ノンリニア」という言葉が現れ、今や映像作品を生み出すのに欠かせないのがストレージ機器です。私達が日々仕事で当たり前のように利用するパソコン、ストレージ機器は、ここでも当たり前のように利用されていました。この何気なく設置されたストレージ機器1台1台が同社の素晴らしい作品を世に生み出す為に機能しているのです。映像、編集、ストレージ機器と様々な役割と説明を受け、私達は会議室を離れ階下へ案内されました。

【写真:右】
その通路での一コマ。実は「INGスタジオ」の各階の廊下、階段などの通路は、同社作品のギャラリーとなっています。同社で手掛けられた多くの作品についての説明を受けながら、次の場所へと辿りつきました。

プロダクションI.G社内

【写真:左】
「社には視察という事で許可は取ってますので遠慮なくどうぞ」というお言葉まで頂き、緊張しつつ中へ進んで行くと各デスクの方々に暖かく迎えて頂きました。

【写真:右】
室内で目に付く棚の書籍や様々なアイテムは、IG作品に関連したものばかりです。写真はそのほんの一部ですが、ストーリーに関連した様々な資料、作品のキャラクターを模ったフィギュアなど、スタジオならではの物で溢れていました。

プロダクションI.G制作現場

【写真:左】

制作現場らしい機材が室内のいたるところに設置されていました。その近くには必ずといって良いほどコンピュータがあり、同社で生まれる素晴らしい作品がストレージによって管理、記録されていくのです。

【写真:右】
しかしながら、作品に息を吹き込むのはやはり人の手によるものです。こちらでは目の前の小型モニタ内で繰り返し動くCGシーンに合わせた、作品登場人物のイラスト作成が進められていました。下のイラストと比較しながら少しずつ動きを与えていくのです。

プロダクションI.G制作現場

【写真:左右】
制作現場でスナップショット。制作の邪魔をしてはいけないと思いつつ、制作現場におけるストレージ事情について取材を続けました。皆さんのデスクにはパソコンが当たり前のように置かれています。お仕事中にも関らず快く質問などにお答え頂きました。

片山由美子様

【写真:左】
同社作品における色彩の匠、「片山由美子」様です。I.G作品において、この方無くして同社作品無しと言われる程の色彩における重要な監修役として努められています。人の目による「感覚」での色彩判断、同社作品のクレジットでは常にその名が記されています。

【写真:右】
現在の作品制作においての色彩表現は、多くのパソコンを用いてのイラストやCGのカラー編集が主となります。ところが、このデジタル処理による制作では従来のセル画と異なり、絶対的な色調の固定が困難になりがちです。制作過程でモニタに表現される色調と、市場に配給された作品を一般のテレビモニタで表示した場合の色調にギャップが生じてしまわないよう重要な役割を務められています。

神山監督のデスク

【写真:左】
更に奥へ案内されると、「ここ、神山監督のデスクです、あれ、今日は不在のようですね・・・」と。I.G作品において、様々な神山ワールドに魅了されたファンの方も多いかと存じます。今回拝顔出来なかったのは残念ですが、許可を頂き撮影させて頂きました。画像は、デスク上に載せられた「ダルマ」、制作に向けてのご祈願なのでしょうか。

【写真:右】
ご不在中の撮影という事もあり、私物もあるようでしたのでデスク全体をお見せ出来ないのが残念ですが、壁面に貼られた監督のイラストを発見。桜吹雪の中、「監督一筋」と遠山の金さん風の貴重なイラストをご紹介。

監督のデスク後ろにある書籍棚

【写真:左右】
監督のデスク後ろにある書籍棚のスナップショットです。作品に関する様々な製品、書籍とアイデアの宝庫のように積み重ねられていました。このデスクから同社の素晴らしい数々の作品、アイデアが生まれていくのかと思うとさすがに緊張しました。

「じゃあ、次行きましょうか」という同社の方の案内に、名残惜しくも現場を離れまた階下へと案内されると・・・。

プロダクションI.G階段

【写真:左】
「おぉ〜!!」思わず声を上げてしまったスタッフ。階下へ降りる階段越しの吹き抜けには「ばぁ〜」と声が聞こえてきそうなくらいの巨大な「タチコマ」が・・・。同社の代表的作品ともいえる「攻殻機動隊S.A.C.」の登場キャラです。多くのI.Gファンの方に是非見て頂きたい巨大さでしたので撮影。「INGスタジオ」の作品ギャラリー通路、最高です。

【写真:右】
途中多くの同社スタッフの方々と通路ですれ違うなか、施設内を進み行き着いた所は重たげな扉がある通路奥。そこに置かれたダンボールには同社作品名の「精霊の守り人」と記されていました。「もしかして、ここは・・・」と期待を膨らませ扉の前まで案内されると・・・。

プロダクションI.G CG作品の制作室

【写真:左】
ついにここへ・・・そうです同社CG作品の制作室です。公開してはならないものもあり、許可を頂き可能な限り撮影した画像をご紹介いたします。

【写真:右】

「お仕事中、すいません」と恐る恐る入ると、ちょっとヒンヤリとした感じでしたが、ずらりと並ぶ沢山のコンピュータ。普通のパソコンのようにも思えますが、タイムラインが表示されたコマンド画面、きめ細かく動くCG映像、私達が普段利用するソフトなどではありませんでした。これら作成された作品一つ一つをストレージで保存、管理し多くの工程を経て素晴らしいCG作品が生まれていくのです。

制作されたCG

【写真:左】
「まだ作成中ですけど、動かしてみましょう」と案内頂いた同社の方が手馴れた操作でソフトをコントロールすると・・。「おおぉ〜これが生のデータ・・・キレイだな〜」と映し出される作成中のCG動画に感動、本来の仕事を忘れ見入ってしまうところでした。棚は、この制作現場で生み出された個性的なキャラクターグッズで一杯でした。

【写真:右】
ここで制作されたCGは、このあと関連するシーン、背景など様々な描写と組み合わされ独特の作品へと仕上がっていくのです。この作品データの管理も全てストレージ。いかに作品制作においてストレージが重要な役割を果たしているのかを直接体感する事ができました。

初めての経験に感動に浸っていると、案内頂いた同社の方が突然、「あれ、ある?」とCG制作スタッフに尋ねられ、「はい、これっ」と数枚DVDディスクを手渡されました。「折角ですので上でこれ観ましょう!」と誘われ、私達は案内されるまま、また会議室へと戻るのでした。

タチコマな日々

【写真:左】
会議室へ戻ると、突然同社作品「タチコマな日々」の観賞会に。制作現場ならではのデータだけに、各シーン毎に編集時の番号が入る放送前の貴重な映像に感激しました。各シーンにおける編集方法、その工程における技術について詳しくご説明を頂きながらの鑑賞会となりました。

【写真:右】
今回の視察にあたり、一日中ご同行頂いた同社システムソリューションでご活躍の「小石川淳」様(写真左)です。同社作品のクレジットにもその名を連ねる凄腕のエンジニアの方です。弊社代表(写真右)と記念撮影。この度は本当にありがとうございました。

Lost your data?

【写真:上】
当ニュースの最後は、I.G作品の名物キャラ「タチコマ」にお任せしました。お楽しみ頂けたでしょうか。
※「INGスタジオ」施設、スタジオ内にて撮影。

全国のお客様がデータ復旧技術「WinDiskRescue」を安心してご利用頂けるように、今後も様々な分野で利用されているストレージ事情を把握すべく関係各所へご協力を求め、技術向上に努める所存でございます。

今後とも、データ復旧技術「WinDiskRescue」を宜しくお願いいたします。

追伸:監督のデータは無事復旧に至り、後日お礼のお言葉を頂戴しております。