ニュースで全国で知らされた河川氾濫による水没障害の現場。台風上陸当日の夕方、被害にあった法人様からの1本のお電話で水没したサーバーからの緊急作業を要請されました。被災現場の方との密な連絡により、まず被害を最小限に抑える措置をアドバイスしました。
現地へ向う交通機関が寸断されていた為、翌日現地入り、至急回収作業を実施しました。災害による水没の場合、一刻も早く持ち帰られなければなりません。汚染を止める為、内部洗浄により復元処理に時間的余裕を得ることが大切なのです。このケースでは多くのデータが救われました。
これは、悪い対処例です。「もしかしたら難を逃れているかもしれない」といった期待から通電された為に起こった人為的二次被害です。「何もせず現状維持を保って頂く事」これこそが最善の措置であり、取り返しのつかない事態に陥られた多くのお客様を目の当たりにしてきた経験からこそ強くお願い申し上げております。